BOILER · CHECK YOURSELF
給湯器の不具合を
自分で確認する
水漏れ・お湯が出ない・エラー…安全に切り分ける
給湯器のトラブルは、配管接続部の水漏れ、お湯が出ない、リモコンのエラー表示などが代表的です。ガス・電気・燃焼が関わるため、本体内部や燃焼系の作業は危険で、基本は専門業者の対応が必要です。本ページでは自分で確認・対処できる範囲と、プロに任せるべき判断、費用の目安を、東京・千葉・埼玉の水まわり修理専門「水まわり修理ガイド」が解説します。

ガス臭・本体からの水漏れ・消えないエラーはすぐ使用中止
ガスのにおいがする、本体から水が漏れる、エラーが消えない場合は使用を中止し、ガスの元栓を閉めてガス会社や専門業者へご連絡ください。給湯器本体の分解・内部修理は絶対に行わないでください(ガス・電気・燃焼の事故につながります)。
症状別の原因と直し方
3給湯器から水が漏れている
★自分でできるのは、外に見えている配管の接続ナットを軽く締め直すことだけです。本体の中(外板の内側)からの漏れには絶対に触れないでください。ガスと電気と高温の湯が同居しているので、資格のない作業は危険です。切り分けの目安=漏れている場所が本体の外の配管なら、ナットの増し締めで止まることがあります。本体の下や隙間から出ているなら内部の漏れなので、給水元栓を閉めて業者へ。★なお、寒い日に本体の下から水がポタポタ落ちるのは正常なことがあります。燃焼で発生した水(ドレン)を排出する仕組みを持つ機種(エコジョーズなど)では、排水ホースから水が出るのは故障ではありません。
- 自分でできる
- 本体の外に見えている配管の接続ナットの増し締め。配管の保温材の巻き直し。
- 症状
- 給湯器の配管接続部からポタポタ漏れる。
- 業者に頼む
- 本体内部・熱交換器からの漏れ、10年を超えた機器の漏れ、原因が分からない漏れ。

- 筒状の保温材
- 配管にかぶせて凍結を防ぐ。ホームセンターで数百円
- 長手方向の切り目
- ここを開いて配管にかぶせ、テープで留める
- 中の穴
- 配管の外径に合うものを選ぶ。ぶかぶかだと効かない
- ★むき出しの所を探す
- 劣化してひび割れた所・外れている所から凍る
- モンキーレンチ800〜2,000円
- 懐中電灯500〜2,000円
- ぞうきん0〜300円
- 新聞紙0〜300円
- 配管用の保温材(劣化していた場合)500〜2,000円
新聞紙を敷いて漏れ場所を特定する
給湯器の下に新聞紙を敷き、しばらく置いて、どこから水が落ちているかを確かめます。懐中電灯で配管の継ぎ目を1つずつ見ます。
ドレン排水かどうか確かめる
★細いホースから継続的に少量出ている場合、燃焼で出た水(ドレン)の排出で、故障ではありません。機種の説明書を確かめてください。
本体の外か中かを切り分ける
外に見えている配管の継ぎ目からなら次へ。本体の下や外板の隙間から出ているなら、ここで止めて給水元栓を閉め、業者に連絡してください。
接続ナットを軽く締め直す
外の配管の継ぎ目からなら、モンキーレンチで時計回りにほんの少しだけ締めます。締めすぎるとパッキンが潰れて逆に漏れます。
止まったか確かめる
ぞうきんで拭いて乾かし、新聞紙を敷いて30分ほど置きます。止まっていなければ、それ以上は触らず業者へ。
保温材を巻き直す
配管の保温材が破れていたら、新しいものを巻き直します。凍結の予防になります(漏れの修理ではありません)。
- 給湯器の外板(カバー)を外す。資格が必要で、感電・やけど・ガスの危険があります。
- 本体内部からの漏れを自分で止めようとする。止まりません。
- ナットを力任せに締める。パッキンが潰れて逆に漏れます。
- 漏れたまま使い続ける。電気系統に水がかかると火災の危険があります。
1お湯が出ない — まず確認する6つ
お湯が出ないとき、故障ではないことが半分ほどあります。業者を呼ぶ前に、下の6つを順に確かめてください。数分で終わり、費用もかかりません。特に多いのが①ガスの元栓が閉まっている ②リモコンの運転が切れている ③ガスの安全装置が働いているの3つです。★他の部屋のお湯も出ないのか、この蛇口だけかを見てください。この蛇口だけなら給湯器ではなく、その蛇口の問題です。
- 症状
- お湯が出ない、ぬるい、途中で水になる。
- まず見る
- ガス・水道・電気の3つが来ているか。リモコンが運転になっているか。
- 切り分け
- 家中のお湯が出ない=給湯器。その蛇口だけ=蛇口の問題。
- 懐中電灯(給湯器の表示を見るため)500〜2,000円
- 取扱説明書(無ければ品番を控えてメーカーのサイトで)0〜300円
- ※部品は使いません。確認だけです。
他の蛇口でも出ないか確かめる
★まずここです。台所・浴室・洗面の複数でお湯を出してみます。1か所だけなら給湯器ではなく、その蛇口の問題です。給湯器の点検は不要です。
リモコンの表示を見る
台所や浴室のリモコンを見ます。運転が「切」になっていないか、設定温度が低すぎないか、エラーコード(英数字)が出ていないかを確かめます。エラーコードが出ていれば、次の項目へ。
電源とブレーカーを確かめる
給湯器の電源プラグが抜けていないか、分電盤のブレーカーが落ちていないかを見ます。停電のあとは復帰していないことがあります。
ガスの元栓とガスメーターを見る
ガスの元栓が開いているかを確かめます。次にガスメーターを見て、赤いランプが点滅していたら安全装置が働いています。メーターに書かれた手順で復帰させてください。
他のガス機器が使えるか試す
ガスコンロが点くかを試します。コンロも点かなければ、ガスの供給側の問題です。ガス会社へ連絡してください。
水道が出るか確かめる
水(お湯ではなく)が出るかを確かめます。出ないなら断水です。集合住宅なら掲示や管理会社の連絡を確かめてください。
- ガスの臭いがするのに換気扇や電気のスイッチを操作する。火花で引火します。
- 給湯器の外板(カバー)を外して中を見る。資格が必要な作業です。
- エラーが繰り返すのに使い続ける。不完全燃焼の恐れがあります。
- 排気口の前に物を置く。一酸化炭素中毒の原因になります。
2リモコンにエラーコードが出た
リモコンに出る英数字のコードは、給湯器が「どこが悪いか」を教えてくれているものです。★コードは必ず控えてください。業者に伝えると、部品を持って来られるので早く直ります。対処は①コードの意味を調べる ②一度リセットする ③繰り返すなら使用を止めて連絡の3段階です。★リセットで消えても、同じコードが繰り返し出る場合は使い続けないでください。不完全燃焼に関わるコード(メーカーにより番号が違います)は特に危険です。
- 症状
- リモコンに英数字のコードが表示され、お湯が出ない・途中で止まる。
- 対処
- コードを控える→意味を調べる→一度リセット→繰り返すなら使用を止めて業者へ。
- 注意
- 同じコードが繰り返すときは、直っていません。使い続けないでください。
- メモとペン(コードを控える)0〜300円
- 取扱説明書0〜300円
- スマートフォン(メーカーのサイトで調べる)0〜300円
- ※部品は使いません。
エラーコードを控える
★リモコンに出ている英数字をメモします。消えてしまう前に、写真を撮っておくと確実です。
給湯器の品番を控える
給湯器本体の側面か前面にラベルがあります。メーカー名と型式を控えます。エラーコードは同じ番号でもメーカーによって意味が違います。
コードの意味を調べる
取扱説明書の一覧、またはメーカーのサイトで「品番+エラーコード」を調べます。多くのメーカーがコード一覧を公開しています。
一度リセットする
リモコンの運転を切り、給湯器の電源プラグを抜いて1分ほど待ってから差し直します。運転を入れ、エラーが消えるか確かめます。
同じコードが出るか観察する
一度消えても、しばらく使って同じコードが出るかを見ます。★繰り返す場合は直っていません。
繰り返すなら使用を止めて連絡する
同じコードが繰り返す場合は使用を止め、控えたコードと品番を伝えて業者かメーカーに連絡してください。特に燃焼に関わるコードは危険です。
- コードを控えずにリセットする。業者に伝えられず、原因究明が遅れます。
- 同じエラーが繰り返すのに使い続ける。不完全燃焼の恐れがあります。
- 給湯器のカバーを外して中を触る。資格が必要で、危険です。
- 他社の給湯器のコード表を参考にする。同じ番号でも意味が違います。
4冬にお湯も水も出ない(凍結)
気温が氷点下になった朝にお湯も水も出ないときは、配管の中の水が凍っています。★★絶対に熱湯をかけないでください。急激な温度差で配管が割れます。割れると、解けたときに大量の水が噴き出します。正しい対処は①自然に解けるのを待つ ②急ぐならタオルを巻いて30〜40℃のぬるま湯をゆっくりかけるの2つだけです。★解けたあとに水漏れがないか必ず確かめてください。凍結で配管が割れていても、凍っている間は漏れません。解けてから噴き出します。
- 症状
- 気温が氷点下の朝、お湯も水も出ない。給湯器がエラーを出す。
- 対処
- 自然解凍を待つ。急ぐならタオルを巻いて30〜40℃のぬるま湯をゆっくりかける。
- 注意
- 熱湯は厳禁。解けたあとの水漏れを必ず確かめる。

- 筒状の保温材
- 配管にかぶせて凍結を防ぐ。ホームセンターで数百円
- 長手方向の切り目
- ここを開いて配管にかぶせ、テープで留める
- 中の穴
- 配管の外径に合うものを選ぶ。ぶかぶかだと効かない
- ★むき出しの所を探す
- 劣化してひび割れた所・外れている所から凍る
- タオル(配管に巻く)0〜300円
- ぬるま湯(30〜40℃)
- ぞうきん0〜300円
- 配管用の保温材(次の冬への備え)500〜2,000円
- 保温チューブ・凍結防止ヒーター500〜2,000円
まず自然に解けるのを待つ
気温が上がれば自然に解けます。昼までに解けることがほとんどです。急がないなら、これが一番安全です。
★熱湯は絶対に使わない
早く解かしたい気持ちは分かりますが、熱湯をかけると配管が割れます。割れると解けたときに大量の水が噴き出し、被害がはるかに大きくなります。
急ぐならタオルとぬるま湯
凍っている配管にタオルを巻き、その上から30〜40℃のぬるま湯をゆっくりかけます。タオルが急な温度差を和らげます。
解けたら水漏れを確かめる
★ここが最も大事です。水が出るようになったら、配管の継ぎ目・給湯器のまわり・床を一通り見て、水漏れがないか確かめます。凍っている間は割れていても漏れません。
漏れていたら元栓を閉めて連絡する
漏れが見つかったら、家全体の元栓を閉めて業者に連絡してください。配管が割れている場合、自分では直せません。
次の冬に備える
配管に保温材を巻きます。凍結予防運転がある機種は、冬の間は電源プラグを抜かないでください。寒波の夜は、蛇口から細く水を出し続けるのも有効です。
- ★熱湯をかける。配管が割れて、解けたときに大量の水が噴き出します。
- ドライヤーやストーブで急激に温める。同じく割れます。
- 解けたあとに水漏れを確かめない。割れていても凍結中は漏れません。
- 冬に給湯器の電源プラグを抜く。凍結予防運転が働かなくなります。
自分で確認・対処する手順
安全を確認する
ガス臭・本体からの水漏れ・焦げ臭さがないか確認。異常があれば使用中止しガス会社/業者へ。
元栓・電源・設定を確認する
止水栓・ガス元栓・電源(ブレーカー)が入っているか、リモコンの運転・設定温度を確認します。
エラーコードを確認する
リモコンの表示を取扱説明書で確認し、原因の目安をつけます。
リセットしてみる
電源を入れ直して改善するか確認します(一時的な誤作動の場合あり)。
接続部の水漏れは増し締め
配管接続部のにじみはナットを軽く増し締め。止まらなければ専門業者へ。
改善しない・本体異常は業者へ
原因不明・お湯が出ない・本体からの水漏れ・10年超は、無理せず専門業者にご相談ください。
用意しておく工具・材料
- 取扱説明書(エラーコード確認)
- モンキーレンチ(接続の増し締め)
- 配管保温材・凍結防止テープ
- 懐中電灯
自分で直せる?プロに頼む目安
自分で対処しやすい
- 配管接続部の軽い増し締め
- リモコンの電源リセット・設定確認
- 元栓・ブレーカーの確認
- 冬季の凍結予防・自然解凍
専門業者に頼むのが安心
- 本体・熱交換器からの水漏れ
- エラーが消えない・繰り返す
- お湯が出ない原因が特定できない
- 設置から約10年以上の本体交換
- ガス臭がする・燃焼の異常
修理費用の目安
| 軽作業(点検・確認など) | 3,000円〜 |
|---|---|
| 水漏れ修理 | 8,000円〜 |
| リモコン交換 | 12,000円〜 |
| 本体交換 | 42,000円〜 |
※上記は目安料金です。出張費・見積りは0円。現地調査後に正確なお見積りをご提示し、ご承認後に作業します。
よくあるご質問
給湯器は自分で修理できますか?
お湯が出ません。まず何を確認すればいい?
エラー表示が出ました。どうすれば?
給湯器の寿命は?交換の目安は?
夜間や休日でも来てもらえますか?
SELF-HELP